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※高血圧は、血管にダメージを与えます。
私たちの心臓は、常にポンプのように縮んだり伸びたりして、
全身に血液を送り出します。心臓が縮むと全身に血液が送り
出され、血液量が増え、動脈壁に加わる圧力が最大になります。
この時、血管にかかる圧力を「収縮期血圧」といい、この血圧の
値を「最大血圧」といいます。同様に心臓が拡張すると体中から
血液が心臓に戻り、血管にかかる圧力は小さくなります。
この時の血圧が「最小血圧」です。
血圧測定には、二つの意味があります。
1.血圧によって、心臓や血管などの健康状態がわかること。
2.脳卒中や動脈硬化など、血管の病気の将来的な予測が
できるということです。
つまり血圧測定は、日本人の国民病といわれる「脳梗塞」
「心筋梗塞」を察知するための重要な指標なのです。
高血圧が危険なのは、交通量の多い道路が破損しやすく、
ある日突然、陥没したりするのをイメージするとわかり
やすいでしょう。高血圧が続くと、その圧力で動脈が傷つき
やすくなります。またその圧力に耐えるため、しだいに動脈の
血管壁が厚くなっていって血管内腔が狭くなり、さらに血管が
傷つきやすくなります。そして傷ついた部分にはコレステロール
などの脂質が溜まりやすくなり、その結果さらに内腔が狭まります。
つまり高血圧になると動脈硬化が起こり、そのために高血圧に
なるという、悪循環をも引き起こしてしまいがちなのです。
高血圧の原因は、大きく分けてふたつに分けられます。
1.「二次性高血圧」といい、腎臓障害など、血圧上昇の明らかな
原因のあるもの
2.「本能性高血圧」といって、明らかな原因がなく、遺伝や
生活習慣などによるものです。遺伝のほかには食塩の摂りすぎ、
加齢による血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、喫煙
などの要因によって引き起こされると考えられています。