×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
WHOの健康の定義は「肉体的、精神的、社会的に完全に
良好な状態である」
健康とは「異常のない状態を目指していくこと」になる。
「異常ですよ」とされれば、一般の人は不安になります。
「単に疾病がない、虚弱ではないというだけではない」ので
あって、なお完全に真っ白な世界をめざさなければなりません。
健康を求める社会なのに,人々は「自分自身が健康かどうか」
判断できなきなり、健康不安が生まれるのです。一方で、自らの
健康に自身が持てないことが、健康を大切にする意識にも
つながりました。
人々は不安から逃げるために「健康によい」とされることを
行うようになりました。健康食品の摂取や運動法、さまざまな
民間療法などです。そのような健康情報がマスコミや口伝えで
広がり、1970年代後半からブーム化していったのです。
不安が安心に変わることはありません。ブームになっている
健康法がたとえ非科学的であっても、それをすることで当面の
不安は解消され、一時的には「健康にいいことをしている」
安心感が得られます。
しかし、人々の健康不安に訴えるように、「これが健康にいい」
という情報が次々に流され、新たな健康法が登場します。
それまでの健康法は古びたものとなり、新たな健康法を追いかけ
なければなりません。結局いつまでたっても安心できないのです。
PR
この記事にコメントする