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 「早食いは太る」と昔からよくいわれてきたが、これが大人だけでなく、
子どもにも当てはまることが実証された。「早食い」は子どもの頃からの習慣
なので、大人になってからでは改善しにくいと考えられている。それだけに、
子どもが「ゆっくり、よく噛んで食べる」ことの重要性を学習し、習慣として
身につけることが、将来、肥満が招く生活習慣病予防に役立つと期待されている。

「早食い」の子どもほど肥満度が高い
 
 よく噛んで食べる習慣は、子どものうちに身につける
 今回の調査の結果、「早食いで、ひと口の量が多い」ほど肥満度が高いのは、
大人も子どもも同じであることが明らかになった。また、ゆっくり噛んで食べて
いるかどうかについても、「あまり噛まない」ほうが、大人も子どもも肥満度が
高いことがわかっている。

  子どものうちに、「早食い」「噛まない」「ひと口にたくさん食べる」
習慣が身についてしまうと、大人になってからでは、なかなか改善がむずかしい
といわれる。「ゆっくり、よく噛んで、少しずつ食べる」という健康教育は、
子どもの肥満対策としてだけでなく、大人の生活習慣病予防の観点からも、
普及が期待。
 
   「よく噛む」ことの大きな意味

 食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいますが、
この作業は私たちが生きていくうえでとても大切です。健康な歯で食べ物を
しっかり噛むことは、全身の健康維持に大きな効果があります。「よく噛んで
食べる」健康効果を見直してみましょう。
 
 
 しっかり噛めば健康になる!
 
 まず、咀嚼が身体に及ぼすよい影響について知っておきましょう。

①食べ物の消化・吸収によい
 消化酵素のアミラーゼを含む唾液の分泌を促し、胃腸での食べ物の消化吸収を
促進する。また、よく噛まないと、消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を
起こすこともある。

②むし歯・歯周病予防
 唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、
口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながる。

③がんや老化を予防する
 唾液に含まれるペルオキシターゼというたんぱく質には、発がん性物質の
発がん作用を抑える働きがある。また、ペルオキシターゼには、老化現象など、
身体に悪影響を与える活性酸素を抑制する働きもあるので、よく噛むことは
老化防止にもなる。

④脳を刺激、活性化する
 おいしい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなどと感じたり、噛むと
いう作業により、頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が
刺激され、脳の働きが活発になる。

⑤ストレス解消と肥満防止
 早食いをせず、ゆったりと時間をかけて楽しく食事をするということは、緊張を
ほぐし精神を安定させ、ストレス解消にもなる。また、食事に時間をかけることに
より、満腹感が得られ、食べ過ぎによる肥満防止の効果もある。

⑥強いあごをつくる
 固い物をよく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し、丈夫なあごを
つくる。あごが充分に発達していないと歯並びが悪くなり、運動能力が低下するなど、
いろいろと健康を害する問題が生じる。
 
 大切な咀嚼。でも現代人は…?
 
 さて、咀嚼の大切さ、健康に及ぼすよい影響については、おわかりいただけたでしょ
うか?
 ところが現代人は、食事にかける時間が減ってしまったこと、軟らかい食べ物を好む
ようになったことなどから、噛む回数が激減しています。
 
 その結果、しっかりよく噛むことを忘れた現代人は、医療の発達のおかげで「長生き
にはなったが不健康な人も数多くいる」という、あまり喜べない状況になってしまった
ようです。
 
 よく噛む習慣は発育期から
 
 咀嚼回数が減ったことにより、現代人のあごは昔の人に比べ、小さくほっそりして
しまいました。その影響で、最近の発育期の子どもたちは、永久歯が生えるスペースが
不足し、歯並びが悪くなったり、咬合異常(こうごういじょう:噛み合わせが安定しない
こと)になりがちです。さらに大人になって第三大臼歯(親知らず)の生え方の異常に
より、抜歯せざるをえなくなる場合もあります。
 
 そうならないためにも、強く、しっかりしたあごをつくる必要があります。離乳食の
頃から歯の発育にあわせた、よく噛んで味わうことのできるメニューを考え、また
、加熱時間を加減して適度な歯ごたえを残すようにします。さらに、しっかり噛むことが
できる丈夫な歯をつくるために、カルシウムやたんぱく質を充分にとることを心がけ
ましょう。
 
 もちろんよく噛むことが大切なのは、お年寄りも同じです。自分の口に合う義歯(入れ歯
)の装着により、よく噛む食事をすることが、認知症、いわゆるボケを防ぐといわれています。
前述①~⑥の効果を考えると、なるほどとうなずけますね。逆に合わなくなった義歯を使って
いると咀嚼機能を低下させますから、認知症患者の場合、その状態の悪化がみられると
いったこともあります。
 
 全身の健康維持に、噛むことは大きな関わりがあります。入れ歯が合わなくなってきた
なと感じたら、早急にかかりつけ医に相談しましょう。
 
 このように、噛むという作業は、健康のためにとても大切ですが、そのためにも丈夫な
歯をもつことは不可欠。
 健康な歯が、健康な身体をつくります。常に口腔ケアを心がけてください。また、
噛みごたえのあるものをよく噛んで食べる、ゆったりと時間をかけて食事をするという
ことを実践しましょう。ひとくち食べ物を口に入れたら、30回から50回噛むのが理想的。
好き嫌いなくバランスよく食べることも忘れずに。
 
 
 

 

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