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勃起機能の低下」を意味し、英語で「Erectile Dysfunction」、
日本語で「勃起障害」あるいは「勃起不全」と訳されます。そのような
言葉にすると、完全に勃起ができない状態、ととらえがちですが、実は
そうではありません。勃起に時間がかかったり勃起しても途中で萎えて
しまったりして、満足のいく性交ができない・・
と感じる人は、いずれもEDの疑いがあります。専門的には、「性交時に
十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義
されています。
正常な勃起には、神経と血管が深く関与しています。性的刺激が脳からの
信号により、神経を介して陰茎に伝わると、陰茎海綿体の動脈は拡がり
血液が流れ込みます。スポンジ状の海綿体(かいめんたい)は流れ込んだ
血液をぐっと吸い込み、大きく膨らんだ状態が正常な勃起です。
EDの場合、動脈の拡がりが不十分で、十分な血液が動脈に流れ込まな
かったり、勃起につながる神経のどこかにダメージを受けていて、
硬くなるのに時間がかかったり、勃起が十分続かなかったりします
1.心理的なストレスがある場合
ストレス、不安、うつなどの心理的な要因はEDの原因の1つ。
どちらかといえば20~40代の若い人に多いようです。
2.血管や神経に障害がある場合
年齢が上がるとともにEDになる割合は増えます。
加齢によって糖尿病や高血圧などの生活習慣病を患う人が多くなることも
原因の1つです。
EDの原因として最も多いのが、糖尿病や心臓病、高血圧、高脂血症などの
生活習慣病です。
脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、アルツハイマー病などの疾患
はEDの原因となります。
前立腺がん、膀胱がん、直腸がんなどの摘出術で、その周囲にある血管や
神経を損傷し、EDになることがあります。
交通事故などによる脊髄損傷もEDの原因です。
前立腺肥大などの泌尿器科系の疾患や腎不全、陰茎の先天性の疾患などは
EDの原因となります。
3.ある特定の薬剤を服用している場合
1998年に男性を対象として行われた調査によると、成人男性の4人に1人が
“勃起が十分でなく、時々性交ができない”中等度ED、もしくは、
“勃起しないため常に性交ができない”完全EDです。
“たまにできない”軽度EDを含めると、EDと診断される人はさらに増え、
その割合は、外来患者さんでの調査ですが、成人男性のなんと81%にもの
ぼるという報告もあります。
初めてEDを意識された方は、「どこに相談すればいいのかな?」、
「簡単に薬で治るのかな?」、「治療にどれくらいお金がかかるのかな?」
など一人で悩んでいることが多いようです。EDの相談は以前からありまし
たが、昔は簡単に治療する手段がありませんでした。しかしながら、数年前
に経口のED治療薬が発売されてからは、泌尿器科に限らず内科でもEDの相談
を受けられる医療機関が多くなりました。
ED治療は進化しています。
ED治療の主流は、内服の治療薬です。患者さんの選択肢も広がり、いまや
治りにくい疾患ではありません。まずは医師に相談することから始めま
しょう。