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結婚後も仕事を続けている女性が親の介護に直面し、両立に悩んでいます。
インテリア関係の仕事に就き、高校生の娘二人を育てながら70代の義母を
介護する、40代の女性からの相談例です。
5年前に九州から呼び寄せた義母は明るく、夕食の用意もしてくれるので、
初めは楽になったと喜んでいました。ところが1年前、脳梗塞で右半身が不自由に
なってから、義母はすっかり元気をなくしてしまったそうです。
現在、自宅で介護していますが、夜間はトイレ介助も必要。睡眠不足で日中も
疲れが残ってしまい、職場の仲間に迷惑を掛けることもおおくなりました。
夫に協力を仰ぐと、「母親の下の世話はできない。大変なら仕事をやめれば」。
妻として、嫁として、また一人の女性として、どうすべきか分からなくなり、
パニック状態になってしまいそうです。
介護は長丁場で、状況の変化も予測できないため、どちらがいいか一概には
いえません。いったん辞めた仕事に戻るのは難しいのが現状です。
急いで結論を出さず、介護方法の見直しから始めるのも一つの方法です。
介護保険、自治体や民間業者のサービス、有償ボランティア、会社の介護休暇など
利用できるものはすべて検討し、ケアマネージャーなどのアドバイスも受けましょう。
夫も。掃除や買い物は可能でしょう。娘も高校生ともなれば、洗濯や弁当作りくらい
できるでしょう。相談者の体力、気力ともにこれ以上頑張れないつらさや、仕事への
思いを家族に率直に伝えれば、解決の糸口も見えてくるはずです。
介護を通して家族が一つになる例も珍しくありません。
過剰な介護をしないことも大切です。頑張りすぎて介護者が倒れてしまわないよう、
義母ができること、できないことを、本人ともよく話し合っておきましょう。